Container Insights を使用したシステムメトリクスの収集
システムメトリクスは、CPU、メモリ、ディスク、ネットワークインターフェイスなど、サーバー上の物理コンポーネントを含む低レベルのリソースに関連します。
CloudWatch Container Insights を使用して、Amazon ECS にデプロイされたコンテナ化アプリケーションからシステムメトリクスを収集、集約、要約します。Container Insights は、コンテナの再起動失敗などの診断情報も提供し、問題の分離と迅速な解決に役立ちます。これは EC2 と Fargate にデプロイされた Amazon ECS クラスターで利用可能です。
Container Insights は、埋め込みメトリクスフォーマット を使用してパフォーマンスログイベントとしてデータを収集します。これらのパフォーマンスログイベントは、高カーディナリティデータを大規模に取り込み、保存できる構造化された JSON スキーマを使用するエントリです。このデータから、CloudWatch はクラスター、ノ ード、サービス、タスクレベルで集約されたメトリクスを CloudWatch メトリクスとして作成します。
注記
CloudWatch で Container Insights メトリクスを表示するには、Amazon ECS クラスターで Container Insights を有効にする必要があります。これはアカウントレベルまたは個々のクラスターレベルで行うことができます。アカウントレベルで有効にするには、次の AWS CLI コマンドを使用します:
aws ecs put-account-setting --name "containerInsights" --value "enabled
個々のクラスターレベルで有効にするには、次の AWS CLI コマンドを使用します:
aws ecs update-cluster-settings --cluster $CLUSTER_NAME --settings name=containerInsights,value=enabled