Amazon CloudWatch
Amazon CloudWatch のコストと使用状況を可視化することで、個々の AWS アカウント、AWS リージョン、そして GetMetricData、PutLogEvents、GetMetricStream、ListMetrics、MetricStorage、HourlyStorageMetering、ListMetrics などの CloudWatch オペレーションのコストについての洞察を得ることができます。
CloudWatch のコストと使用状況データを可視化して分析するには、カスタムの Athena ビューを作成する必要があります。Amazon Athena のビューは論理テーブルであり、クエリを簡素化するために元の CUR テーブルから列のサブセットを作成します。
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作業を進める前に、実装の概要で説明されている CUR の作成 (ステップ #1) と AWS CloudFormation テンプレートのデプロイ (ステップ #2) が完了していることを確認してください。
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次のクエリを使用して、新しい Amazon Athena ビューを作成します。このクエリは、組織内のすべての AWS アカウントにおける Amazon CloudWatch のコストと使用状況を取得します。
CREATE OR REPLACE VIEW "cloudwatch_cost" AS SELECT line_item_usage_type , line_item_resource_id , line_item_operation , line_item_usage_account_id , month , year , "sum"(line_item_usage_amount) "Usage" , "sum"(line_item_unblended_cost) cost FROM database.tablename #replace database.tablename with your database and table name WHERE ("line_item_product_code" = 'AmazonCloudWatch') GROUP BY 1, 2, 3, 4, 5, 6
Amazon QuickSight ダッシュボードの作成
それでは、Amazon CloudWatch のコストと使用状況を可視化するための QuickSight ダッシュボードを作成しましょう。
- AWS マネジメントコンソールで、QuickSight サービスに移動し、右上隅から AWS リージョンを選択します。QuickSight データセットは、Amazon Athena テーブルと同じ AWS リージョンにある必要があることに注意してください。
- QuickSight が Amazon S3 と AWS Athena にアクセスできることを確認します。
- 以前作成した Amazon Athena ビューをデータソースとして選択し、QuickSight データセットを作成します。この手順を使用して、データセットの更新スケジュールを毎日設定します。
- QuickSight 分析を作成します。
- 必要に応じて QuickSight ビジュアルを作成します。
- 必要に応じてビジュアルをフォーマットします。
- これで、分析からダッシュボードを公開できます。
- ダッシュボードをレポート形式で、1 回限りまたはスケジュールに従って、個人やグループに送信できます。
以下の QuickSight ダッシュボードは、AWS Organizations 内のすべての AWS アカウントにおける Amazon CloudWatch のコストと使用状況を示しています。GetMetricData、PutLogEvents、GetMetricStream、ListMetrics、MetricStorage、HourlyStorageMetering、ListMetrics などの CloudWatch オペレーションも含まれています。
このダッシュボードを使用することで、組織全体の AWS アカウントにおける Amazon CloudWatch のコストを特定できるようになりました。要件に合わせて異なるダッシュボードを構築するために、他の QuickSight ビジュアルタイプを使用することもできます。